注意書き (お読み下され)

   ここに書かれている事は全て自分の責任で行動した物であり、雪道
   走行を薦める物ではありません。アイスバーン・転倒、転落事故・遭難・
   ツキノワグマなど数多い危険が有りますので安易、無謀計画、不十分
   な装備で行なうと命を落とす事に繋がるのが冬山であり雪道アタック
   だと言う事を断りしておきます。このページは単なる一例を掲載した物
   程度とご理解下さい。


        沢山湖・保福寺・蝶ヶ原アタック
                 SINCE 1987〜1994年            

       我々の雪道アタックは青葉ワークスレーシング結成以前の、
       87年に開始した沢山湖林道・保福寺林道・蝶ヶ原林道を
       繋ぎ美ヶ原大駐車場到達を目指す物だった。当時これは
       ホワイトロードの異名を持つ神聖なる冬の儀式であった。
       初期の挑戦はこの私とMr.K氏、タコリン氏、オビプー氏、
       大師匠、王様、ババモト氏、等で行なっていた・・・。   
       1シーズン辺り私は20回以上行なう雪道のホームルート
       として馴染み深い場所です。暇作っては通ってました。

沢山湖・保福寺林道初走破 うずら焼き(87年)
TS50WハスラーDT200RXL250RパリダカールとDT50
 K氏(TS50Wハスラー)          タコリン氏(DT200R)        私のパリダカとオビプー氏(DT50)

       タコリン氏とオビプー氏はうずら焼きで楽しみきれたみたいだが、
       私はババモト氏と再出動し武石峠至近1800Mまで攻略した。
       (そこで膝までの積雪に達する吹き溜まりと化し断念。)
       そして夜間雪道の醍醐味を知ってしまった。この話をK氏
       に話したらすぐ行こうという事になった。

蝶が原林道・南角林道 標高1600〜1700M付近(87年)
   蝶が原のKMXとハスラーウォルター・ウェストンの見たであろう山並み
    私のKMX125とK氏のハスラー        蝶が原林道の日没
   コールマンで雪を沸かす南角林道出口
    持参したコーヒー               南角林道を下った出口          

          このルートは家の目と鼻の先から始まるルートで
         歩いて帰る事も出来るが、ほぼ平均5時間程の間
         冷凍ゾーンの中でマシンと格闘する事になる。
         雪は有るが飲料水、エネルギータブレット(板チョコ)
         を用意している。信じ難いかもしれないが氷点下の
         世界で終始大汗をかくのが雪道でマシンを”押す”
         雪道アタックです。脱水症状に備え水が重要です。
         着替えも重要です。押しが終ると凍るので汗で濡ら
         さぬ気配りはしたほうが良いです。ちなみに雨合羽
         は保温効果高く重宝します。指先の保温は最重視。
         この日我々はコンスタントに走り、蝶が原全線と南角
         全線を走破した。私はスノーチェーンを履き、K氏は
         荒縄スパイクを着けている。チェーンは登りアイスバ
         ーン等の発進時に不可欠で荒縄は圧雪ならば効果
         が有る。平坦路ならば無くても走るが、南角林道を
         下るなら間違いなく着けるべきである

蝶が原林道・南角林道 標高1700M付近(88年)
   野倉のアイスバーンとKE125つづら折れで高度を稼ぐ蝶が原林道

     野倉ルート(鹿教湯〜別所線)       既に蝶が原林道             
   スタンド無しで立つKE125走行可能限界に達したKE125
    南角分岐点から100mで断念        アクスルシャフト越えたらアウト

          この日はクリスマスイブであった。私は一人暮らしで
         例年ならいつもと変わらない1日だが、たまには私も
         クリスマス気分を味わってみようかと思って出動した。
         標高1400M付近から上田の町明りを見下ろしてケーキ
         を食う事にした。その明りの一つ一つに幸せな一家が
         団欒してるなら、それを見下ろす事でクリスマス気分
         は味わえるのだ。誰も居ないと思ったら、野生のテン
         が私をじっと見ていた。ケーキ一切れとロウソク1本

         持参した。途中まで大した事が無く例年より雪が少ない
         感じだったが、それは間違いで標高1700辺りで限界
         積雪量に達して断念。スタンド無しでマシンが立つ。
         南角林道を下った。KEは雪道に実に強いマシンだ。

          
蝶が原林道・南角林道 標高1700M付近(90年)
   スキー板の装着右側にスキー板が着くKE125

    スキー板を付けて見た        こちらは搬送方法
   路肩から引き上げたKE125ジョージアを持つ私
    路肩からようやく復帰した           切り札のジョージアが出た。

           88,89年と南角分岐に阻まれて来た私は今年こそ
         武石峠に達する為、吹き溜まり脱出用スキー板を
         持参した。まず効果を見極め加工する。この年は
         これまで最大の圧雪だ。流石に南角まで行けるか
         怪しく思え、保福寺林道で早くもスキー板の出番。
         圧雪
とは思えぬスムーズさ!素晴しい実に天才だ。
         と最初は有頂天だった。しかし・・・ハンドルが曲が
         らん!。そして直角コーナーが来た!。私は思わず
         フロントブレーキを握るがスキー板に固定した前輪
         には無意味な行動でしかなく、そのまま突っ込んで
         スキー板が突き刺さりマシンは横倒しに落ちた・・・
         考える以前の問題であった・・・こいつぁ馬鹿だ!。
         そしてマシンの引き上げに無駄な体力を使い大汗
         をかいて切り札のジョージアを早々使ってしまった。
         秘密兵器どころか自爆兵器、とんでもない事だ。
   圧雪区間がこの先に・・・南角林道を下るKE125
   南角分岐50メートル手前で限界が来た      南角の下りは素晴しかった

           この日のハイライトは南角林道分岐点より手前側
         50m前後の区間。とんでもない厚雪と化している。
         燃料残量を考えれば当然、南角林道を下るべきで
         あり50mで済む以上ラッセルで押し通る事にした。
         だが、この50メートルは2時間を費やし分岐に達し
         たのは午前1時。この50mで極限まで疲労が達し、
         えらく気分が良かった。誰の助けも得られ無い所
         で死力を尽くす醍醐味。つまり、やり通す満足感が
         好きでこれを続けるのだからです。一見無駄な事
         に見えますが、自分を極限状況に追い詰める事が
         私の目的に必要な要素でもあります。とりあえず
         分岐で大休止した。南角の下りはこれがまた凄い
         吹き溜まりで急勾配の下りにも拘らず、この日は
         アクセルオンしないと止まってしまう状況だった。
         実に面白い。タイヤチェーンさえ無しでフルバンク
         まで可能なのです。不思議な感覚でした。いつも
         のアイスバーンの下りは圧雪部を飛び石伝いして
         恐る恐る下りますがこの日は攻めて下りました。
         但し雪屁は危険なので山側を走りました。それと
         この道は途中、沢の水が路面の上を濡らしている
         危険箇所があり、厚雪と思って油断すると雪下の
         アイスバーンで吹っ飛ぶのでいつも注意しますが
         この日は全く問題になりませんでした。信じ難い
         事に雪の無い時の下り以上の安心感でした。

    一般的には「まねしちゃいけないよ!」と書いておくべきかな?

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